夏の終わりとともに、久しぶりに、工房作業に一息つきました。
次へのやる気充填です。
9月に入り、まずは、やったー!!映画「ジプシー・フラメンコ」を観に行きました。
いやー、魂揺さぶられます。
舞台はバルセロナ。ヒターノたちの心から、また、その血からの、作品を作り上げる力、また、彼らをとりまく人々とフラメンコの歴史と未来、ドキュメンタリータッチながら、時折織り込まれる少年のフラメンコへの夢が将来を暗示しているよう。なにより、カメリ・アマジャが素晴らしいのです。
残念ながら、すでに渋谷ユーロスペースでの上映は終わってしまいましたが、ビデオきっと手に入れると思います。うーん!!がんばる!!
2つの展覧会は、まず、三菱一号館美術館で開催中のヴァロットン展。
この絵、オルセー美術館で見たときの驚きを覚えています。
なんとも不安な気持ちにさせる、この後に起こることをいろいろと想像してしまうような、そわそわした気持ちになりました。そして、今回その理由がわかりました。(・・・内緒)
時代や人々への鋭い観察眼を持ち、それらを表現する独特の技術が、少し皮肉っぽく、それゆえに魅力的な作品達は、一つ一つ違った観点で惹かれるものがありました。
さらに、版画の展示も多く、見ごたえたっぷり。
ちなみに、こちらの展覧会は23日までです。
もうひとつはサントリー美術館のボヘミアングラス展。
ガラス観なくちゃ・・・、と行きました。
現在のチェコ周辺で隆盛を極めたボヘミアングラスの歴史を、15世紀から現在に至るまで、キラキラと展示。
現在の技術はこれらの開拓者達の閃きや情熱によってあるものなのだ・・・、と、実感。
そして、数世紀を超え、今、目の前に繰り広げられる過去のガラスたちの、その時間を感じさせない煌きに感動でした。
こちらは9月28日までです。
写真は展覧会で購入したチェコビーズのピアス。秋色です。
音楽も聴きました。
オーケストラでお世話になっている戸澤先生のコンサート。場所は鴻巣市、花久の里。
プログラムはモーツアルトやベートーベンのソナタ、そして、ラ・フォリア。この曲、こんなにステキだったのね・・・。再認識しました。
コンサートはもちろん素晴らしかったのですが、その場所がステキ。
古民家をサロンに改築された建物の周りには古代蓮の堀がめぐらされ、庭は季節の花で彩られ、夏から秋への心地良い風を感じて幸せな時間を過ごしました。
鴻巣はうどんが有名だそうで、美味しいお昼もいただきました。
また、ぜひ来たい場所がひとつ増えました。
・・・、そんな芸術の秋、の充填をして、仕事に励みます。
新しく取り組んでいる作品は、先日仕上げた小川三知風ステンドグラスを入れた扉と同じ、もうひとつの扉のステンドグラス化です。
今回は、フランク・ロイド・ライト風に挑戦です。
右の写真を参考にデザインして、ガラスをカットし始めました。
また、仕上がり状況をお知らせします。
そして、新しく取り入れたフュージンググラスも研究中です。
秋を向かえ、夏とは違ったガラスの存在感を表現できればいいな、と思っています。更には、クリスマスを控え、デザインもいろいろと考え中です。乞うご期待。
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